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「心のSOS」は“自分を生きる”ためのサインかもしれない ー 死にたい気持ちの正体

2025 4/24
ココロノマルシェ-ご相談-
2025年4月24日

こんにちは。こんばんは。

心理カウンセラーの藤宮未来です!

家族のために人生を生きてきた人は、我慢や犠牲を余儀なくされます。

抑圧していた心のSOSはさまざまな問題として出てきますが、そのSOSは自分の人生をもう一度やり直すチャンスと希望を与えてくれるものなのかもしれません。


目次

ご相談内容 う さん

私の家は機能不全家族です。


母は、愛着障害持ちで、私が思うに他にも何か精神的な何かを持っていると感じています。
私の言動でヒステリックを起こし、怒鳴り叫び、物を投げたり、私を敵のように見て話しかけても完全に無視するときもあります。
父は、愛のある人ですが、分かりにくいです。父の育った家柄からだとは思いますが、重要なコミュニケーションは避けがちです。私が、死のうとパニックを起こしている時も、気づかないで寝ているとか、兄が夜中に救急車で運ばれた時も、姉が心配して帰りを待つ中、爆睡していました。兄は、父から愛されている実感を持てていないと思います。
2人とも、不器用なだけで、子供を愛してます。母は、子供の悩みに振り回されて母がパンクしています。父は、兄は結婚して既に家を出ているのですが、兄の家族が来る日は朝からBBQの支度を1人でしていました。暑くないように、陽が当たらない工夫をしたり、兄の子供達のためにお菓子を準備していたりします。兄は、他にも父といろいろなことがあったため、あまり、良く思っていなさそうですが、現在は、仲が悪いわけではないです。
私には、姉もいます。姉は、心が優しすぎます。姉も以前、精神的に病院に通い、睡眠薬を飲まないと眠れない時期がありました。今も薬を飲んでいるようです。

私は現在22歳の大学生です。摂食障害になり、約4年です。拒食で、過食嘔吐もあります。先日、死ぬことを決め、薬を大量に購入し、致死量をとって死な計画を立てました。死にたいと思っていた期間は長かったですが、準備をしたのははじめてです。


母に、今日終わりにすると電話で告げました。私の病気の原因が母であったため、実家から少し離れたところに住んでいるのですが、母は電話を繋ぎながら奥で鼻を啜っているだけでした。泣かせてしまいました。
その後、少し経つとまた電話がなり、死ぬ手伝いはできないが、不安を減らす手伝いはできるといい、うちに来ました。結局、母がヒステリックを起こし、姉や父に今までありがとうと電話しろと、泣き叫びました。私の家はアパートなので、周囲に聞こえるから辞めて欲しいと頼みましたが、今日死ぬんだからいいでしょ!?関係ないじゃない!!!!
と、もう止めることができない状態でした。私を、睨みながら、物を投げ、私は言うことを聞くことしかできませんでした。
姉に電話で、今までありがとうというと、とりあえず今から行くからその場に2人でいてと、家の位置が分からないから位置情報を送ってと頼まれましたが、私は、母が怖くて、位置情報を送っていいのかわかりませんでした。姉に、母に聞いてというと母は、勝手にしてという感じで、私は姉に位置情報を送り、姉が来るまでは母から離れて待つことにしました。母が、怖かったからです。

姉が来た後は、普段の母に戻っていました。
私は、姉に死なない約束をしてといわれ、私は返事ができませんでしたが、最終的には死なない約束をしました。母は、姉がいると冷静で、[死んじゃいたいという気持ちは受け止められるが、実際にそうしようとすることは違うでしょう。他の人の心まで連れて行ってしまうことだよ。]といいました。
私は2人に自分の発言を謝り、死なない約束で、ご飯を食べて今日は寝るから2人は帰って欲しいと伝えました。母は、こんな状態の人を1人にできないといいましたが、姉が、約束したんだから大丈夫だよと母を連れて帰ってくれました。
翌日知ったことでしたが、私の家の近くのホテルに2人で泊まったようです。

私は、摂食障害を治すために入院を決めました。ガリガリから、普通の体型に戻ります。
私は、愛されています。友人もいます。入院を決めたことも、成長したから決められたことです。成長を感じ、周囲からの愛も感じ、それでも私はやっぱり、死にたくて。
死んでは行けないのに死にたくて、辛い思い出や後悔を全て忘れたくて、前を何度むいても、何度立ち上がっても、やっぱり、死にたくて、そんな自分に涙が出ます。

友人に、ダチョウになりたいと話しました。ダチョウは、3秒しか記憶が持ちません。走り出したあと、自分がなぜ走っているのか覚えていないんです。だから私はダチョウが良かったとふざけて伝えると、友人は、自分はもう一度人間がいいと言いました。もしダチョウになったら、いい思い出も忘れちゃうんだよ。と、言いました。

わたしは、いい思い出も忘れてしまうけれどダチョウがいいです。忘れてしまっていることも忘れてしまうダチョウになりたいです。

本を読んだり、考え方を改めるための勉強をしました。対人関係療法を学びました。生きる努力はしているつもりです。カウンセリングに通い、通院しています。
できることは全てやっているつもりです。

それでも死にたい私は、どうしたらいいでしょうか。
生き方がわかりません。辛いです。朝が来るのが辛いです。夜眠れないのが怖いです。上手く生きれない自分憎いです。

どうすればいいか、全くわかりません。
相談内容も、何を相談したらいいのか。
これを読んで、何かアドバイスがあれば、していただきたいです。私に生き方を教えて下さい。


「生きていてくれてありがとう」「うさんの魅力」

う さんの文章を読んでいて、自分の過去と重なる部分があり、目頭が熱くなりすぎて、目から火(涙)が吹き出しそうになった今日この頃です。


私も5年ほど摂食障がいに悩み、家族問題がしんどすぎて、「消えたい」といつも思っていました。


そんな私だからこそ、うさんに伝えられるものがあると思い、今回は相談にお答えさせていただきます!

まずは、う さん。

ここまでよく生きてきましたね。

よく自分を諦めないで生きてきましたね。

こうして文章を投稿してくださって、う さんという人と関わりを持てたことに心から感謝します。

最近はよく眠れていないのですね。

しんどい夜をお過ごしかと思います。

う さん。

今、息を深く吸って、吐けていますか?

文章を拝読していて、今とても苦しみを感じていて、なんとか1日1日をやり過ごしている感じがしたので、こうした質問をさせていただきました。

ここからの文章を読む時間だけでも少し息をつけると嬉しいなあと思ったので、

よかったら一緒に息を吸って吐いてみませんか?

自分の胸に手を当てて、まずは深く息を吐いてみましょうか。

吐ききったら、自分の体に染み渡らせるように新鮮な空気をゆっくり吸って。

自分の中の苦しみやドロドロしたものが流れ出るようなイメージで、ゆっくり息を吐いてみてください。

これを何度か繰り返してみてくださいね。

すこーし、気持ちが落ち着きましたかね?

呼吸はしんどい気持ちを落ち着かせる副交感神経を働かせるためにも、とても大切なことなので、苦しくなったら呼吸に意識を向けてみてくださいね。

さて、う さん。

文章を読んでいて、ここまで自分や家族のことを客観的に見れていること、自分の状況を説明できていることにまずは驚きを隠せませんでした。ほんとうにすごいです!

これまでたくさんたくさん考えて、悩んで、生き抜いてきたうさんだからこそ書ける文章なんだろうな、と。

さらに、う さんの文章を読んでいて、たくさんの魅力と才能を感じざるを得なかったんです。

私が感じたうさんの魅力をざっと挙げると、こんな感じ!

↓

客観的に物事を見る力

語彙力や表現の豊かさ

人を気遣える

愛が強い、深い

優しさの宝庫

エネルギーが強い

行動力がある

頑張り屋さん

素直

真面目

何事にも一生懸命

感受性豊か

アーティスティック

問題に向き合う力

多分直接お話ししたら、もっと魅力がたくさん出てきちゃうと思うんですけどね笑

「いやいや、私はそんなことないです」

「私はだめなんです、そんな魅力はありません」

って、

鬼の棍棒を引っ張り出して、振り回しながら抵抗したくなる気持ちはすごく分かるんですけど笑

今はまだ認められなくても大丈夫です。

「ふーん。そんなもんか。」

くらいに思っておいてください。

ただ、私はそう感じているので、その魅力はぜひとも心に留めておいてほしいなと思います!

「お母さん」と「私」に境界線を引く

>>私の言動でヒステリックを起こし、怒鳴り叫び、物を投げたり、私を敵のように見て話しかけても完全に無視するときもあります。

ヒステリックな一面を持つお母さんの元で、これまで「しんどい」思いをたくさん抱えてきたのですね。

話の後半に出てきた「今日で終わりにする」という一連のエピソードも、だいぶ精神的にしんどかったのではないでしょうか。

まだ傷も癒えていないと思うので、まずはそんな自分を労ってあげてほしいものです。

ヒステリックなお母さんのもとで育つと、無意識に自分の感情よりもお母さんを怒らせないこと(ヒステリックにさせないこと)、不機嫌にさせないための選択をとるようになります。

いつ、どうなってしまうか分からないお母さんのもとで、うさんはいつもビクビクしながら顔色や機嫌をうかがって生きてこられたのかな、と想像しますがいかがでしょう?

また、そうしたお母さんのもとで育つと「母子癒着」と言う問題を作り出します。

「癒着」とは、心理的に相手との境界線が引けなくなる関係性のことを指しまして、

お母さんのことをまるで自分のことのように感じてしまうんです。

だから、頭の中は常にお母さんのことでいっぱいになってしまい、

お母さんが抱える問題を、まるで自分の問題かのように考えてしまったりもしてしまうんですね。

>> 母は電話を繋ぎながら奥で鼻を啜っているだけでした。泣かせてしまいました。

>> 私は2人に自分の発言を謝り、死なない約束で、ご飯を食べて今日は寝るから2人は帰って欲しいと伝えました。

また、これらの文章からも伝わってくるのですが、う さんの文章の根底には、こんな感情が見えてきます。

「こんな私で、ごめんなさい」

「ダメな私で、ごめんなさい」

きっとこれまでも、「お母さんをヒステリックにしてしまった自分」や「病気になった自分」のことをたくさん責めてきたのではないでしょうか?

この「こんな私で、ごめんなさい」という感情を、心理学では「罪悪感」と呼びます。

子供にとってお母さんという存在はとても重要で大切な存在です。

お母さんのことが大好きだから、子供は無意識にお母さんを笑顔にしたり、喜ばせたりする行動をとるんですよね。

でも、そんなお母さんが自分の言動でヒステリックになってしまったり、

お母さんをなだめたり、励ましたり、話を聞いてあげたりしたのに、

お母さんは一向に良くならなかった、としたらどうでしょう?

お母さんを助けたくて、役に立ちたくて、救いたかったのに、

それでも救えなかった

その度に、うさんの心にはこのような思いが湧いてきたかもしれません。

「お母さんを助けてあげられなくてごめんなさい」

「お母さんの役に立てなくてごめんなさい」

「お母さんを救えない私で、ごめんなさい」

「『罪悪感』と『愛の量』はイコールである」いう言葉があるように、

う さんは本当に優しい人でたくさんの愛を持っているからこそ、

罪悪感の量も大きくなってしまっているんじゃないかな、と思います。

そんな状況はとても苦しいですよね。

罪悪感は自分を罰する行動や思考にも繋がりやすいので、うさんに積み重なった「罪悪感」が今のうさんを生きにくくしている原因かもしれません。

また、文章の前半に家族のことを教えてくださいましたが、

ここにも、「自分のことより、まずは家族」という、

うさんの思考が反映されているような気がしたんですよね。

(とはいいつつも、始めにご家族について教えていただいたので、話が入ってきやすかったです!ありがとうございます!

もし「そんなことないわ!」って思ったら、今手にしている棍棒で、どうぞご自由に殴ってください笑)

つまり、うさんはこれまで

「お母さんの感情や問題を自分も同じように背負い、『罪悪感』をずっと溜めてきた」

「自分の感情を抑えこんで、その場をやり過ごす行動、選択を行なってきた」

ともいえます。

じゃあ、そうした場面でうさんが感じた感情は無かったことになるか、

というとそう上手くはいかないものでしてね。

うさんが自分の感情に蓋をしてきた分、押さえ込んだ感情は蓋の下で溢れんばかりに溜まっているんですよね。

「さみしい」「つらい」「苦しい」「しんどい」「誰か助けて」

「〇〇したい」「愛してほしい」「もう傷つきたくない」「もう頑張りたくない」

そうした感情の抑圧にも、火山のように限度があるので、

うさんの火山は今、噴火寸前なのかもしれません。

そうした抑圧や我慢が抑えきれなくなって、漏れ出たマグマが摂食障害などの問題として噴出している、といった感じでしょうか。

なので、まずはうさんの心が楽になる一歩として、以下のワークを提案します。

今後お母さんの感情に引っ張られそうになったり、やり取りの中でしんどさを感じたら、

「私は私、母は母。」と唱える。

これは心の中でもいいですし、声に出せそうなら声に出してみるのもいいと思います。

プラスアルファで、唱えるたびに自分とお母さんとの間に線が引かれ、その線が太く、濃くなるイメージをするとよりgoodです。

今のうさんにとって、「お母さん」という存在はとても大きくて強いものかもしれません。

ですが「うさんの人生」と「お母さんの人生」は全くの別物です。

お母さんにはお母さんの人生。

うさんにはうさんの人生があります。

このワークを繰り返すと、少しずつお母さんとの間に境界線をひけるようになってきて、

「お母さん軸」で生きてきた、うさんの「自分軸」が輪郭を帯び、

お母さんと自分を別の「人間」として認識できるようになります。

これは、うさんが今後、ご自身の人生を生きる上で大切な「自分軸」の練習にもつながり、

お母さんとの癒着を断ち切るための一歩にも繋がります。

自分の感情を、ただただ受け止める

>>私は、愛されています。友人もいます。入院を決めたことも、成長したから決められたことです。

>> 成長を感じ、周囲からの愛も感じ、それでも私はやっぱり、死にたくて。

問題に向き合うべく医療機関で治療を受けようと決意されたこと、これは大きな一歩だと私も思います!そんな自分をたくさん褒めてあげてくださいね。

ただ、一点。

ちょっと聞いてみたいことがあって。

それは、

「私は愛されているし、友人もいるし、恵まれているんだから、こんなふうになる私なんてダメ」

って思ったりしてませんか?

ということ。

というのも、うさんが思考を使って、

「自分は愛されている」「私は恵まれている」ということを自分に必死に言い聞かせているような気がしてですね。

家族への愛に目を向け、周りの環境に感謝できることは素晴らしいことですが、

頭ではそう思っていても、心がついていかないと

より自分を苦しめてしまうことにも繋がってしまうんです。

>> 本を読んだり、考え方を改めるための勉強をしました。対人関係療法を学びました。生きる努力はしているつもりです。カウンセリングに通い、通院しています。
できることは全てやっているつもりです。

うさんは本当に頑張り屋さんですね。

本を読んだり、ブログを読んだりして、「こんな自分」「ダメな自分」をなんとかしようと、たくさん頑張ってこられたのだと思います。

そうした本には、「周りから愛されていることに気づきましょう」とか、「自分の環境のいいところに目を向けましょう」とか書いてありませんでしたか?

もちろん、それは大切なことなのですが、

真面目で頑張り屋さんなうさんにとっては、こうした提言が「感謝すべき」などの、

「〇〇すべき」に繋がってしまっているんじゃないかなあと思ったりしまして。

いくら頭ではわかっていても、心がともなっていないと、再び自分を責める道具として使ってしまうことがあるんです。

うさんの例でいえば、

「周りに感謝しなきゃ!私は愛されているんだから!私は恵まれているんだから!

(愛されていることや恵まれていることに意識を向ければ自分の状況だってよくなるはず)」

↓

心が何らかの原因でついていかない

「行動できない、またはすぐにストップする、引き戻される、状況が一向に変わらない」

↓

私は愛されているのに!恵まれているのに!(どうして変われないの?)

↓

愛されているのに変われない私はダメだ!

(自分をさらに否定することになる)

これは「二重否定」とも言いまして、ただでさえ常に自分のことを無意識下で責めているのに、さらに外側からも自分を責めてしまっているんですよね。

自分の拳(こぶし)と棍棒で自分のことを何度も殴っているようなものです。(あ、もう棍棒はいい?笑 でも、それくらいしんどいことなのですよ)

なので、今後は「自分を変えようとしない」ということが必要になってくるかと思います。

まずは「今」の自分や感情をちゃんと受け止めてあげて欲しいんですね。

「私、変わらなきゃって思って頑張ってきたんだなあ」

「私、愛されてるって思い込もうとしてたんだなあ」

「今、本当に私が感じている感情は何だろう?」

出てきた感情に対して否定したくなる気持ちもわかるんですが、

あえてそこは否定も肯定もせず、ただ受け止めるだけでいいです。

出てきた感情をただ音読するような感じで。

そうすると、少しずつ自分の感情が楽になっていく感覚があるかと思います。

(否定せずに受け止めるのはなかなか難しいことなので、練習と思って気づいた時に何度もやってみてくださいね)

「死にたい気持ち」の正体

ふー。

ちょっと長くなってきてしまいましたね。

うさん、大丈夫ですか?

読むのがしんどくなったら、休憩してくださいね。

(私も熱がこもりすぎまして。ちょっと休ませてください笑)

画面から目を離して、グーっと上に伸びても良いですね。

さて、最後になりますが、

「死にたい」気持ちについてちょっと触れたいなと思います。

>>私は、姉に死なない約束をしてといわれ、私は返事ができませんでしたが、最終的には死なない約束をしました。母は、姉がいると冷静で、「死んじゃいたいという気持ちは受け止められるが、実際にそうしようとすることは違うでしょう。他の人の心まで連れて行ってしまうことだよ。」といいました。

このエピソードでうさんにお聞きしたいのが、

・お姉さんに死なない約束をしてと言われて、返事ができなかったのはなぜでしょう?

・お母さんの言葉を聞いて、うさんはどんなことを思いましたか?

ということ。

直接お聞きすることができないので私の推測にはなってしまいますが、

真っ先に意識できる感情としては、

「死にたいって思ってごめんなさい」

ということでしょうか。

そして、無意識下では

「死にたい私を否定されている」

「死にたい私は受け入れてもらえない」

という寂しさやしんどさが出てきたりはしなかったでしょうか?

「死にたい私はダメ」という気持ちがさらに強まってる感覚はありましたか?

世間一般では、「死にたい気持ち」は「ダメ」とされる場面が多いですよね。

「死にたいなんて、生きられない人に対して失礼だ」とか、

「自ら死を選ぶことは、家族を悲しませることだ」とか、

「死にたいと言ったら構ってもらえると思ってるんじゃないの?」とか、

そうした風潮があることは事実かと思います。

でもね。

うさんは「死にたい」と思うほどに、

ずっとずっと苦しくて、

たくさんたくさん我慢してきて、

たくさんたくさん頑張ってきたんですよ。

だから、「死にたい」って思ってもいいんじゃないかなあと私は思うわけです。

これは決して死を推奨しているわけではなく、

うさんの「死にたい」という感情を自然な感情として捉えて欲しいんですよね。

うさんが「死にたい」と思うきっかけには、

こうした感情がありませんでしたか?

「こんなにたくさん頑張ったのに、耐えてきたのに。出てくるのは問題ばかり」

「私はまだ頑張らないといけないの?」

「もう私は変われない。だってこんなに頑張っても変われなかったんだから」

「もう、ぜんぶ疲れた。」

こうした感情が出てきたとしたら、

それは「我慢、抑圧する人生」がうさんの限界に達しているからだとおもうんです。

こうした我慢・抑圧の人生の歪みが、「摂食障がい」という問題として出てきているとしたら、心のSOSは4年前からもうすでに限界に達していたのかもしれませんね。

う さんのいう、「死にたい」には

生死としての「死」もあるかもしれませんが、

「何もかも捨てて、楽になりたい」

「こんなに苦しいのはもういやだ」

「辛いこと、苦しいことから早く解放されたい」

「楽になりたい」

という感情も同時に入っているんじゃないかな?と思ったりするわけです。

>>わたしは、いい思い出も忘れてしまうけれどダチョウがいいです。忘れてしまっていることも忘れてしまうダチョウになりたいです。

ダチョウの例はまさにそうで、

「3秒で記憶が消えるなら、いい思い出が消えてしまってもいい」

と思えるくらいに、辛い思い出や感情から逃れたい、解放されたいと思っているんだと思います。

なので、まずはそんな自分を否定しないであげてほしいです。

死にたくても、いいんですよ。

死にたいって思ってもいいんですよ。

それくらい頑張ってきたんだから。それくらい必死に生きてきたのだから。

こうしたうさんの様々な感情が「死にたい」につながっているんだとしたら、

そんな自分のSOSとしての「死にたい」を否定したら、

うさんの生きてきた過去や頑張りを全て、否定してしまうことにほかなりません。

なので、

わたし、死にたいんだな。

死にたいくらい、辛いんだな。

死にたいくらい、私頑張ってるんだな

ってまずは認めてあげてほしいのです。

もし余裕があれば、以下のアファメーションもやってみてくださいね。


<アファメーション>

私はもう疲れました。

私はこれまでたくさん、たくさん頑張ってきました。

お母さんのために、家族のために。

自分をいっぱい傷つけながら、頑張ってきました。

でも、もう限界です。

死にたいです。それくらい苦しいです。

もう、こんな人生は嫌です。

我慢して、犠牲を払って生きる人生に、私は疲れました。

私は十字架を下ろします。

だって私は私にできることを精一杯やってきたから。

重い十字架はもう私の背中には必要ありません。

私はもう許されているからです。

私は自由になりたいです。

自由な人生を、私のための人生を、

私は生きる権利があります。

言い終わった後は空で自由に羽ばたく鳥のように、今いる場所からふわっと自分の体が浮いて、自由に羽ばたいていけるようになった自分を想像するのも良いです。

まとめ

長くなりましたが、今日うさんにお伝えしたかったのは以下のことです。

・今のうさんに必要なのは、まずは休むこと

・少しずつお母さんとの「境界線」を引いていくこと

・「罪悪感」を手放していくこと

・「死にたい感情」も含めた自分の感情をそのまま受け入れ、自分に優しくすること

ただ、この辺りは自分1人でやるとだいぶしんどいんじゃないかな、と思うのも事実です。

しんどい時は、カウンセラーを頼ることも選択肢に入れてみてくださいね。

私が摂食障がいになった時は、本当に先が見えなくて、苦しくて、辛くて、

消えてしまいたくて、今振り返っても「地獄」のような日々でした。

でも、少しずつ自分と向き合い、とりあえず生きることを続けていたら、

だんだん摂食障がいも治っていき、今は自分が安心できる居場所と仲間に囲まれて、

生きることができるようになりました。

今は大学生ということなので、カウンセリングに使うお金も限りがあるとは思いますが、

時間が立ってからでもいいので、

「うさんだけの人生」を生きるお手伝いができれば嬉しいなあと思います!

投稿をしていただき、本当にありがとうございました。

またお会いできる日を楽しみにしています!

心理カウンセラーの藤宮未来(みく)でした!

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この記事を書いた人

藤宮 未来(みく)のアバター 藤宮 未来(みく)

いつも頑張りすぎてしまう人の生きづらさ解消カウンセラー|生きづらさ、ライフワーク、家族問題|クライアントさんへの愛強め🫶|「生きていて良かった」「私の人生、最高!」と思える瞬間が人生にたくさん訪れますように。

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